毛抜形の太刀(読み)けぬきがたのたち

精選版 日本国語大辞典 「毛抜形の太刀」の意味・読み・例文・類語

けぬきがた【毛抜形】 の 太刀(たち)

  1. 毛抜形の太刀〈奈良県春日大社蔵〉
    毛抜形の太刀〈奈良県春日大社蔵〉
  2. 衛府(えふ)太刀」をいう。柄の毛抜形の透(す)かしによる名称。鎌倉時代以後、透かしとせずに飾り目貫(めぬき)とし、蒔絵の鞘に納めたので、蒔絵の野太刀と同じものと解されるようになる。
    1. [初出の実例]「蒔絵野劔。〈或号平鞘太刀、或号毛抜形太刀、或又号革緒太刀、上下褻時令之、又殿上人束帯時、依事着之〉」(出典名目鈔(1457頃)衣服)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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