日本歴史地名大系 「毛見浦」の解説 毛見浦けみうら 和歌山県:和歌山市河南地区毛見浦[現在地名]和歌山市毛見名草(なくさ)郡に属し、亀(かめ)の川南岸、船尾(ふのお)山(一五三・七メートル)西麓にあり、西は海に面する。北東は川を挟んで内原(うちはら)村、東は船尾浦(現海南市)。毛見の名は、大治二年(一一二七)八月一七日付の紀伊国在庁官人等解案(林家文書)に「同神領毛見内原東堺」とみえる。中世は日前宮領毛見郷の地で、永仁三年(一二九五)の諸郷奉分田所当注文写(国立史料館蔵)に毛見郷がみえるが、所当注文の記載はない。応永六年(一三九九)一一月一日写の「神事記」(紀家蔵)には次のようにある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by