氏無くして玉の輿(読み)ウジナクシテタマノコシ

デジタル大辞泉 「氏無くして玉の輿」の意味・読み・例文・類語

うじくしてたま輿こし

女性家柄がよくなくても、器量次第で富貴の人の愛を得て高い地位に上れるということ。

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精選版 日本国語大辞典 「氏無くして玉の輿」の意味・読み・例文・類語

うじ【氏】 無(な)くして玉(たま)の輿(こし)

  1. 女性は家柄や育ちが卑しくても、容貌次第で貴人の愛を得て、地位を得ることができることをたとえていう。女は氏無くて玉の輿。
    1. [初出の実例]「それ、にょ人と申するは、うしなふて、たまのこしにのるとは、ここのたとへを申なり」(出典:説経節・をくり(御物絵巻)(17C中)一五)

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ことわざを知る辞典 「氏無くして玉の輿」の解説

氏無くして玉の輿

女性は家柄がよくなくても、器量しだいで貴人の愛を得て、りっぱな地位を得ることができる。女性が結婚によって富貴な身分になることのたとえ。

[解説] 「無くして」は「のうて」ともいいます。「玉の輿」は、貴人の乗る美しい輿。

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