民主統合党(読み)みんしゅとうごうとう

百科事典マイペディアの解説

民主統合党【みんしゅとうごうとう】

大韓民国の政党。統合民主党とも。金大中政権の与党新千年民主党とそこから分離した盧武鉉政権の与党開かれたウリ党などを源流とする民主・進歩主義諸党派と院外政党である市民統合党,韓国労働組合総連合が統合して2011年12月に結成した政党。李明博政権・朴槿恵政権とセヌリ党(ハンナラ党から改名)の保守政権が続くなか,野党第1党として,韓国政界を二分する勢力の政党である。2012年12月の大統領選では,文在寅を候補に選出,同じく野党圏の無所属候補安哲秀との野党候補一本化交渉の過程で安哲秀候補から党刷新を求められ,党指導部全員が辞任するという事態となった。大統領選の直前に一本化交渉が成立し,文在寅が朴槿恵候補と争ったが僅差で敗退した。党内は,旧ウリ党の左派・進歩主義勢力,旧民主党の中道から保守系の勢力,ハンナラ党からの離脱組など複雑に入り混じっており,さらに労働運動,市民運動の影響も加わって,政党としての一体化を欠く状態が続いており,2012年大統領選の敗北から完全に立ち直っているとはいえない。結集勢力は伝統的に,金大中・盧武鉉両政権の対北朝鮮・太陽政策を支持,対話路線を踏襲している。
→関連項目朴槿恵

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

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