民際外交(読み)みんさいがいこう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「民際外交」の意味・わかりやすい解説

民際外交
みんさいがいこう

民間団体国家枠組みをこえて草の根的に行う相互交流のこと。国交のない国と国の間で,通常政府機関ではできない国際協力を行なったり,政府レベルをこえて国際的なネットワークを作ったりする。脱国家的な観点が重要視されるようになった昨今,民際外交の実態把握は,学問的にも重要となっている。

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知恵蔵 「民際外交」の解説

民際外交

国家・政府以外の市民・団体などが国境を超えた相互交流や提携活動を通じて、国際オリンピック委員会、国境なき医師団の活動など、政府間外交のなし得ない国際協力や、学童の絵の交換文通自治体の姉妹提携など、政府と別のレベルの市民の国際的連帯を達成しようとするもの。

(坂本義和 東京大学名誉教授 / 中村研一 北海道大学教授 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

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