デジタル大辞泉 「気候正義」の意味・読み・例文・類語 きこう‐せいぎ【気候正義】 気候変動による問題は、先進国・富裕層・既得権益層・先行世代が生み出したもので、その影響による発展途上国・貧困層・将来世代などの不利益への責任を負うべきという考え方。気候の公平性。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
共同通信ニュース用語解説 「気候正義」の解説 気候正義 先進国など豊かな国の人々が引き起こした地球温暖化は、排出量が極めて少ない貧しい国の人々により早く、より大きな被害をもたらす。また、現行世代の活動が主因であるにもかかわらず、次世代の人々がさらに激しい被害に見舞われる。気候変動に関するこの地域間や世代間の不公平を問題視し、それを正すべきだとする考えを気候正義という。更新日:2021年9月22日 出典 共同通信社 共同通信ニュース用語解説共同通信ニュース用語解説について 情報 Sponserd by
知恵蔵mini 「気候正義」の解説 気候正義 気候変動問題は人為的に引き起こされた国際的な人権問題であり、この不公正な事態を正して地球温暖化を防止しなければならないとする考え方。「気候の公平性」とも呼ばれる。具体的には、化石燃料の大量消費によって気候変動を引き起こした先進国やこれまでの世代が、自らの責任として地球温暖化対策に取り組むことで、化石燃料をあまり使ってこなかった途上国や将来世代が気候変動によって受ける被害を食い止めることを求めている。2010年代以降、同正義を求める社会運動は世界各地で活発化しており、その考え方は20年からの地球温暖化対策の国際ルールである「パリ協定」の基本的な概念にもなっている。 (2019-10-1) 出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報 Sponserd by