気構(読み)きがまえ

精選版 日本国語大辞典 「気構」の意味・読み・例文・類語

き‐がまえ‥がまへ【気構】

  1. 〘 名詞 〙
  2. あることをしようとして、また、あることを予想して、心の準備をすること。心がまえ。
    1. [初出の実例]「色傘を上へ取って身繕ひをする状(さま)して、も一度あとを見送りさうな気構へに」(出典日本橋(1914)〈泉鏡花〉七)
  3. 相場で、なんらかの原因のために、相場が変動しそうな予想や心配のあること。また、その相場の高低を予想すること。〔取引所用語字彙(1917)〕
  4. 漢字のかまえの一つ。「気」などの「气」の部分をいう。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 身繕い 実例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android