気比庄村
きひしよむら
[現在地名]朝日町気比庄
天王川が丹生山地を出て形成した西田中扇状地の扇端部にある。古代条里制の遺構が散見され、四条町・六ノ町・庄境の地名が残る。永禄五年(一五六二)一二月一四日付景連外三奉行沙汰状(劔神社文書)に「気比庄神領」とみえ、劔神社(現織田町)の社領があった。また文禄三年(一五九四)七月六日付知行方目録(山田家蔵)によると、中川半左衛門なる者が村内に二八一・一石の知行地を有している。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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