気重(読み)キオモ

デジタル大辞泉 「気重」の意味・読み・例文・類語

き‐おも【気重】

[名・形動]
気分がふさいで、積極的に何かをする気にならないこと。また、そのさま。「失職して気重な毎日」
相場が低調で、取引が活発でない状態

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「気重」の意味・読み・例文・類語

き‐おも【気重】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )
  2. 気持が引き立たないこと。元気のないこと。また、そのさまや性質をいう。
    1. [初出の実例]「この君はものしづかにしてうはつく事をきらひ給ふゆへ〈略〉気おもなりといふ人もあるべし」(出典:洒落本・吉原源氏六十帖評判(1737))
    2. 「ミサの中で、光森にとって気重なのは説教であったが」(出典:傷ついた葦(1970)〈曾野綾子〉一)
  3. 相場に活気がないこと。また、そのさま。〔新時代用語辞典(1930)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android