気難しげ(読み)きむずかしげ

精選版 日本国語大辞典 「気難しげ」の意味・読み・例文・類語

きむずかし‐げキむづかし‥【気難げ】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙 ( 形容詞「きむずかしい」の語幹接尾語「げ」の付いたもの。「きむつかしげ」とも )
  2. 気分のすぐれないさま。
    1. [初出の実例]「打ちしはぶきて面(おも)やせて、〈略〉きむつかしげにいたはしや」(出典浄瑠璃・用明天皇職人鑑(1705)四)
  3. 神経質で自我の強いさま。
    1. [初出の実例]「気懊(キムヅカ)しげな様子為て居れど其実人柄の好い」(出典:別天地(1903)〈国木田独歩〉下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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