水中遺跡(読み)すいちゅういせき

共同通信ニュース用語解説 「水中遺跡」の解説

水中遺跡

文化庁の手引では「海域湖沼などにおいて、常時もしくは満潮時に水面下にある遺跡」とされる。水没集落跡や沈没船が代表例で、大量の鏡など祭祀さいし関連の遺物水底から見つかった神社の池もある。鷹島海底遺跡は40年以上、長崎県松浦市教育委員会や複数の大学が調査を続け、2011年に元寇げんこう船を発見。船の規模や構造、元軍の装備が明らかになり、翌年に一部が史跡に指定された。漁業造船に関する施設跡や港湾跡など、水と関係が深い陸上の遺構も「水中遺跡」とする場合もある。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「水中遺跡」の意味・わかりやすい解説

水中遺跡
すいちゅういせき

水底遺跡

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