水付き(読み)みずつき

精選版 日本国語大辞典 「水付き」の意味・読み・例文・類語

みず‐つきみづ‥【承&JISFBA3;・水付・七寸】

  1. 〘 名詞 〙
  2. (くつわ)部分の名。手綱を結ぶ轡の引き手。〔十巻本和名抄(934頃)〕
    1. [初出の実例]「左右の水つき、むながひ、鞦(しりがひ)所々に取つき取つきて」(出典:金刀比羅本保元(1220頃か)中)
  3. 手綱の両端をいう。
    1. [初出の実例]「左右のみづつきを聢(しっか)と取って乗鎮め」(出典:浄瑠璃三浦大助紅梅靮(1730)五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android