共同通信ニュース用語解説 「水俣病をめぐる訴訟」の解説
水俣病をめぐる訴訟
被害の損害賠償を求める訴訟と患者認定を求める訴訟がある。賠償請求は1980年以降、未認定患者による訴えが相次いだが、95年の政治解決で一時金が支払われ、ほぼ収束した。唯一続いた関西訴訟の2004年最高裁判決が国の基準より幅広く被害を認めたことで、訴訟が再び増加。国は09年施行の水俣病特別措置法で2度目の救済を図ったが、今回の訴訟の原告は応じなかった。患者認定を求める訴訟では、13年の最高裁判決が国の基準より幅広く患者を認定している。
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