水掛(読み)ミズカケ

デジタル大辞泉 「水掛」の意味・読み・例文・類語

みず‐かけ〔みづ‐〕【水掛(け)】

水をかけること。
水祝い」に同じ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「水掛」の意味・読み・例文・類語

みず‐かけ みづ‥【水掛】

〘名〙
① 水を掛けること。
読売新聞‐明治一八年(1885)一月九日「守護官吏の号令にて階子乗り又股乗り、ポンプの水掛仕合等が有って」
地引網漁の際に、網の中の魚を盗みとる習慣を防ぐために、長柄の杓で水を掛けること。また、その役の人。
※俳諧・懐子(1660)一「水かけや久しき世より祝月〈末元〉」
相撲の手の河津掛けをいう。
※相撲講話(1919)〈日本青年教育会〉四十八手の裏表「水掛 自分の差手の方の足を相手の足の内側から捲き、跳上げるやうにして捲落すのである」
⑤ 鯛(たい)の口の部分の名。

みず‐がかり みづ‥【水掛】

〘名〙 田に水が入ること。またその具合。水の便。〔羅葡日辞書(1595)〕

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