水揚帳(読み)みずあげちょう

精選版 日本国語大辞典 「水揚帳」の意味・読み・例文・類語

みずあげ‐ちょうみづあげチャウ【水揚帳】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 商家で、その日の売上げを記す帳面
    1. [初出の実例]「所がらとて代官を殿〈風国〉 打鎰に水上帳を引かけて〈支考〉」(出典:俳諧・枯尾花(1694)上)
  3. 遊里で、遊女の日々の売上げを記入する帳面。
    1. [初出の実例]「親方の水上帳も、とじたす位、身の直段が高うなれば」(出典:洒落本・戯言浮世瓢箪(1797)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android