水火も辞せず(読み)すいかもじせず

精選版 日本国語大辞典 「水火も辞せず」の意味・読み・例文・類語

すいか【水火】 も=辞(じ)せず[=辞(じ)さない]

  1. 水に溺れ、火に焼かれるほどのひどい苦痛や危険を物ともせず、力を尽くして物事をする。
    1. [初出の実例]「一体彼等は義務の観念は熾(さか)んなやうだ〈略〉義務の存するところは、水火(スヰクワ)尚辞(ジ)せざるの覚悟がある」(出典雑嚢(1914)〈桜井忠温〉四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 観念 実例 初出

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む