水素化分解法(読み)すいそかぶんかいほう(その他表記)hydrocracking process

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「水素化分解法」の意味・わかりやすい解説

水素化分解法
すいそかぶんかいほう
hydrocracking process

炭化水素を高温高圧のもとに水素気流の中で触媒を用いてより軽質の炭化水素に転化させること。ナフサから残油にいたる広範囲の原料油を処理することができ,しかも得られる製品の得率も,液化石油ガスガソリン灯油ジェット燃料油,軽油など自由に調整できる。日本ではナフサから液化石油ガスを製造する目的で導入されているほか,重油脱硫装置として応用されている。反応温度は接触分解より低い 200~430℃であるが,圧力は 70~210 kg/cm2 とはるかに高い。触媒としてはアルミナ担体とする硫化タングステン,モンモリロナイトを担体とする鉄,ニッケルなどがあり,触媒の取扱方法には固定床式と流動床式がある。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「水素化分解法」の意味・わかりやすい解説

水素化分解法
すいそかぶんかいほう

クラッキング

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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