すべて 

水素化精製法(読み)すいそかせいせいほう(その他表記)hydrotreating process

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「水素化精製法」の意味・わかりやすい解説

水素化精製法
すいそかせいせいほう
hydrotreating process

石油製品を水素と接触させて品質の向上をはかる工程。原料油と水素を混合し高温高圧下で触媒 (コバルト・モリブデン系など) と接触させて硫黄窒素酸素などの不純物を除去する工程で,収率は約 100%である。接触改質法発達により安価な水素が大量に得られるようになって以来,ガソリン,灯軽油,潤滑油精製のほか,重油の脱硫にも使用されている。反応温度は一般に 290~420℃,反応圧力は軽質油の場合 20~50kg/cm2,重質油の場合 50~200kg/cm2程度である。触媒は普通の場合1年以上の連続使用が可能であり,コークの付着により活性が低下したときは再生される。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

すべて 

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む