水絡繰り(読み)ミズカラクリ

デジタル大辞泉 「水絡繰り」の意味・読み・例文・類語

みず‐からくり〔みづ‐〕【水絡繰り/水機関】

水の落差を応用して人形を動かしたり、細い管から水を噴き出させたりする仕掛け。また、それを用いた見世物江戸時代大坂で考案された。 夏》「さびしさや―の水の音/白水郎

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精選版 日本国語大辞典 「水絡繰り」の意味・読み・例文・類語

みず‐からくりみづ‥【水絡繰・水機関】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「みずがらくり」とも ) 水の力を利用して物をあやつる装置。また、それを用いた見世物。水あやつり。《 季語・夏 》
    1. 水絡繰〈猿猴庵日記〉
      水絡繰〈猿猴庵日記〉
    2. [初出の実例]「水からくりを見る様にて、今の俳諧といへど此眼前をさらず」(出典:俳諧・続五論(1699)新古論)

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世界大百科事典(旧版)内の水絡繰りの言及

【水芸】より

…水を用いて種々のからくりを見せる見世物の一種。水からくり。水を利用した仕掛物は,すでに寛文期(1661‐73)から行われている。…

※「水絡繰り」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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