水蒸気改質反応(読み)すいじょうきかいしつはんのう(その他表記)steam reforming reaction

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「水蒸気改質反応」の意味・わかりやすい解説

水蒸気改質反応
すいじょうきかいしつはんのう
steam reforming reaction

ナフサなどの炭化水素水蒸気により都市ガスを製造する反応方式。ニッケル触媒の存在下,反応温度 700~900℃で炭化水素と水蒸気との反応により水素と一酸化炭素を生成するが,同時にメタンおよび二酸化炭素を副生する。温度,圧力などの反応条件により生成ガスの組成は大きく異なり,一酸化炭素を多く含むガスを都市ガスとして利用する場合は,一酸化炭素を水蒸気との反応によって水素および二酸化炭素に変成している。高活性触媒の使用により,反応温度 350~500℃でも水蒸気改質反応が起る。低温度域での反応はメタンを多く生成し,高熱量のガスが得られる。高温度で行う反応装置は水素製造プラントとして化学工業などでも広く使用されている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

顔や四肢に特有の紅斑がみられる疾患で,伝染性紅斑の俗称。パルボウイルスの感染によって年長幼児,低学年児童に好発し,乳児や成人には少ない。1〜2週間の潜伏期ののち突然発疹が出る。発疹は両ほおに対称的に生...

リンゴ病の用語解説を読む