水蝋々(読み)いぼたろう

精選版 日本国語大辞典 「水蝋々」の意味・読み・例文・類語

いぼた‐ろう‥ラフ【水蝋蝋・虫白蝋】

  1. 〘 名詞 〙 イボタノキに寄生するイボタロウムシの分泌する蝋(ろう)、およびそれを加熱融解し、冷水中で凝固させたもの。無味無臭・黄白色で、光沢のある結晶性物質。脂肪族一塩基酸のエステル主成分蝋燭原料潤滑剤、つや出し剤、医薬品などに用いられる。これを塗ると、疣(いぼ)が取れるという俗信があった。しなろう。とすべり。とばしり。やまおしろい。いぼた。虫蝋白蝋。〔重訂本草綱目啓蒙(1847)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android