白蝋(読み)ハクロウ

デジタル大辞泉 「白蝋」の意味・読み・例文・類語

はく‐ろう〔‐ラフ〕【白×蝋】

日光にさらした木蝋。びゃくろう。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「白蝋」の意味・読み・例文・類語

はく‐ろう‥ラフ【白蝋】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 日光でさらした木蝋。さらしろう。びゃくろう。
    1. [初出の実例]「これは白蝋などいへる事歟」(出典:名語記(1275)四)
  3. 白い蝋燭(ろうそく)
    1. [初出の実例]「白蝋(ハクラフ)をほのかにともしただ念ず狂へる恋をしづめたまへと」(出典:酒ほがひ(1910)〈吉井勇〉夢と死と)

びゃく‐ろう‥ラフ【白蝋】

  1. 〘 名詞 〙 黄蝋を日光にさらして製した純白色の蝋。白色の蝋燭。はくろう。
    1. [初出の実例]「白蝋(ビャクラフ)のほそき焔とわがこころ、今し、靡かひ」(出典:有明集(1908)〈蒲原有明〉秋の歌)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android