最新 地学事典 「氷河平衡線」の解説
ひょうがへいこうせん
氷河平衡線
equilibrium line
氷河上において年間の涵養量と消耗量の和(質量収支)がゼロになる地点を結んだ線。均衡線とも。平衡線に対し,涵養量が消耗量を上まわる領域を涵養域,消耗量が涵養量を上回る領域を消耗域と呼ぶ。気候が一定であれば,涵養域の収支の黒字分が平衡線を通過して消耗域の赤字分を補うことで,氷河は一定の形を保つ。氷河の流動速度は平衡線で最大となる。
執筆者:白岩 孝行
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

