永島正一(読み)ナガシマ ショウイチ

20世紀日本人名事典 「永島正一」の解説

永島 正一
ナガシマ ショウイチ

昭和期の郷土史家 元・長崎県立長崎図書館館長。



生年
大正1(1912)年11月5日

没年
昭和62(1987)年7月

出生地
長崎県長崎市

主な受賞名〔年〕
ギャラクシー賞,長崎新聞文化賞,長崎県民表彰

経歴
長崎県立長崎図書館に入り、38年間勤務し、のち図書館長を務める。また昭和28年から61年までNBC長崎放送で「長崎ものしり手帳」を担当、“長崎の生き字引き”として知られた。同番組の功労によって放送批評家懇談会のギャラクシー賞を受賞。また、戦争によって廃絶に追い込まれた県無形文化財・明清楽を継続させた。著書に「長崎・平戸」「長崎ものしり手帳」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「永島正一」の解説

永島正一 ながしま-しょういち

1912-1987 昭和時代の郷土史家。
大正元年11月5日生まれ。海星中学卒業後,38年間長崎県立図書館に勤務。その間古賀十二郎に師事し,「長崎の生き字引」といわれた。構成,語りを担当した長崎放送のラジオ番組「長崎ものしり手帳」は二十数年間つづいた。昭和62年7月1日死去。74歳。長崎県出身。著作に「長崎街道」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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