永禄日記(読み)えいろくにつき

日本歴史地名大系 「永禄日記」の解説

永禄日記
えいろくにつき

一二巻

別称 館越日記 山崎立朴編

写本 市立弘前図書館

解説 山崎家の家記。永禄元年―安永七年にかけて、初期の日記執筆者佐藤只之助から山崎長左衛門まで書継がれたといわれ、編者立朴は長左衛門の子である。弘前藩領の政治・経済・吉凶気候など各分野にわたる。民間の記録であるため政治に関する記事については官撰史書などにみられない特色がある。原本は不明であるが、天明の頃より流布され、異本も多い。

活字本みちのく双書」一

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android