永福寺山遺跡(読み)えいふくじやまいせき

日本歴史地名大系 「永福寺山遺跡」の解説

永福寺山遺跡
えいふくじやまいせき

[現在地名]盛岡市山岸三丁目

永福寺の北方にあたり、現在は宅地化によって消滅している古墳時代前期の遺跡。中津なかつ川によって開析された緩い丘陵頂部に位置し、標高約一四五メートル。昭和四〇年(一九六五)・四一年の発掘調査によって楕円形ピット一〇基が検出された。ピットの規模は一・五×一メートルほどで墓壙と考えられ、その内から北海道系土器の後北C式と江別II式が出土。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android