20世紀日本人名事典 「永野一男」の解説
永野 一男
ナガノ カズオ
昭和期の商品取引業者 豊田商事グループ総帥。
- 生年
- 昭和27(1952)年8月1日
- 没年
- 昭和60(1985)年6月18日
- 出生地
- 岐阜県恵那市
- 学歴〔年〕
- 刈谷高定時制中退
- 経歴
- 昭和43年中学を卒業後、愛知県の電機会社に就職したが、長続きせず職を転々としたあと岐阜市内の商品取引会社のセールスマンになり、昭和53年、セールス仲間と大阪市に商事会社を設立、56年には豊田商事を発足させて社長に。そして金をはじめダイヤモンド、ゴルフ会員権、不動産など投機の対象となるものにはすべて手を染めて次々と会社を設立、わずか4年で数千億円を集めたが、自分は表面に出ず、系列会社を陰で操っていた。だが、詐欺まがいの金取引商法(ペーパー商法)、兵庫県警が捜査中、マンション自室に乱入した2人組に「法律は手ぬるい」と銃剣でメッタ突きに刺し殺された。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報