求聞持法(読み)グモンジホウ

デジタル大辞泉 「求聞持法」の意味・読み・例文・類語

ぐもんじ‐ほう〔グモンヂホフ〕【求聞持法】

仏語密教で、虚空蔵菩薩こくうぞうぼさつ本尊として行う、記憶力増進のための修法。虚空蔵求聞法。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の求聞持法の言及

【虚空蔵】より

…これにより同菩薩が福徳をつかさどる菩薩として早くから考えられていたことがわかる。この菩薩を本尊とする修法には虚空蔵菩薩法や虚空蔵求聞持(ぐもんじ)法などがある。 形像は,両界曼荼羅における胎蔵界曼荼羅虚空蔵院の像と同釈迦院の像,金剛界曼荼羅賢劫(けんごう)十六尊の中の像,《大日経疏》《八大菩薩曼荼羅経》《虚空蔵菩薩求聞持法》その他の諸経に述べられる像が知られるが,それらは左右の手の持物や印相が,それぞれ少しずつ違っている。…

※「求聞持法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android