虚空蔵求聞持法(読み)こくうぞうぐもんじほう

共同通信ニュース用語解説 「虚空蔵求聞持法」の解説

虚空蔵求聞持法

虚空蔵求聞持法こくうぞうぐもんじほう 無限の知恵慈悲を持つ虚空蔵菩薩ぼさつに向け、祈りの言葉である真言を1日1万回、100日間かけて唱える修行。この修行をすれば、あらゆる経を覚え、理解できるとされた。

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精選版 日本国語大辞典 「虚空蔵求聞持法」の意味・読み・例文・類語

こくうぞう‐ぐもんじほうコクウザウグモンヂホフ【虚空蔵求聞持法】

  1. 〘 名詞 〙 仏語真言密教で、虚空蔵菩薩本尊として修する、記憶力を増大するための修法求聞持法。虚空蔵法。
    1. [初出の実例]「時有一沙門。呈示虚空蔵求聞持法」(出典続日本後紀‐承和二年(835)三月庚午)

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世界大百科事典(旧版)内の虚空蔵求聞持法の言及

【善無畏】より

…師の勧めにより,カシミール,天山北路を通って716年(開元4)長安にいたった。玄宗の帰依をうけ,勅によって,興福寺南塔院,西明寺に住して《虚空蔵求聞持法》を訳した。724年洛陽大福先寺にうつり,725年《大毘盧遮那成仏神変加持経》すなわち《大日経》を弟子の一行と訳出した。…

※「虚空蔵求聞持法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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