汚らひ(読み)ケガライ

デジタル大辞泉 「汚らひ」の意味・読み・例文・類語

けがらい〔けがらひ〕【汚らひ/×穢らひ】

けがれ。特に、人の死によるけがれ。
すずろなる―に籠りて」〈手習

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「汚らひ」の意味・読み・例文・類語

けがらいけがらひ【汚・穢】

  1. 〘 名詞 〙 ( 動詞「けがらう(汚━)」の連用形名詞化 ) けがれていること。人の死や出産月経などの不浄喪中。忌服(きぶく)
    1. [初出の実例]「このごろ、ここにわづらはるることありて、えまゐらぬを、昨日なん、たひらかにものせらるめる。けがらひもやいむとてなん」(出典:蜻蛉日記(974頃)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android