…ギャング映画流行のはしりとなった《民衆の敵》(1931)で,メエ・クラーク扮する情婦の顔に朝食のグレープフルーツを押しつけてつぶすシーンを演じて,女性尊重を建前とするアメリカ社会に大反響を呼ぶ。以後,《汚れた顔の天使》(1938),《彼奴は顔役だ!》(1939)といったギャング映画の名作に主演。戦後もガスタンクとともに壮烈な爆死をとげる《白熱》(1949),《明日に別れの接吻を》(1950)などがある。…
※「汚れた顔の天使」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」