江原町(読み)えばらまち

日本歴史地名大系 「江原町」の解説

江原町
えばらまち

[現在地名]佐倉市江原・江原台えばらだい一―二丁目

角来かくらい村の西に位置する佐倉城外の侍屋敷地。成田道(佐倉道)に沿い、南は江原新田村。土井利勝時代から足軽が配置されたと考えられる。大久保忠朝時代の佐倉絵図(小田原市立図書館蔵)に江原町とみえ、先手組長屋六組(一三二人)・侍屋敷四軒・煎剤場せんざいば(薬園)があった。松平乗邑時代の佐倉城絵図(篠丸家蔵)には足軽長屋六組・菜園(薬園)畑、堀田正愛時代の佐倉城絵図(佐倉市史付図)には組長屋一〇区画・菜園がみえる。堀田正篤時代の佐倉城下之図(成田山仏教図書館蔵)には、長屋一〇区画四三棟のほか、矢場一ヵ所、角場(射的場)二ヵ所もみえる。小字として菜園さいえん菜園前さいえんまえ角場跡かくばあとが残る。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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