20世紀日本人名事典 「江口圭一」の解説
江口 圭一
エグチ ケイイチ
昭和・平成期の日本近現代史学者 愛知大学名誉教授。
- 生年
- 昭和7(1932)年8月12日
- 没年
- 平成15(2003)年9月26日
- 出生地
- 愛知県名古屋市
- 学歴〔年〕
- 京都大学文学部史学科〔昭和30年〕卒,京都大学大学院文学研究科〔昭和33年〕修士課程修了
- 学位〔年〕
- 文学博士(京都大学)
- 経歴
- 昭和33年京都大学人文科学研究所助手、41年愛知大学助教授を経て、52年教授に就任。のち法学部長。日中戦争、太平洋戦争の研究で知られ、教科書検定問題や南京大虐殺について積極的に発言を行った。著書に「都市小ブルジョア運動史の研究」「日本帝国主義史論」「十五年戦争小史」「日中アヘン戦争」「十五年戦争研究史論」などがある。平成4年わが国の中国侵略に対する贖罪として中国・天津市にある南開大学日本研究センターに私財5千万円を寄付、同大により“江口圭一日本研究基金”が創設された。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報