江合村(読み)えあいむら

日本歴史地名大系 「江合村」の解説

江合村
えあいむら

[現在地名]古川市北町きたまち四―五丁目・江合寿町えあいことぶきちよう一―三丁目・江合錦町えあいにしきちよう一―三丁目・江合本町えあいほんちよう一―三丁目・江合

江合川右岸、近世になって河流の変遷で志田郡に属したが、古くは長岡ながおか長岡郷内であったという。沼沢地帯で、河川の合流する土地であった。北は江合川を挟んで栗原郡沢田さわだ村、南は大柿おおがき村、東は福沼ふくぬま村、西は福浦ふくうら村に接する。正保郷帳に田一七貫二一一文・畑二貫四八文とあり、水損と注記される。「安永風土記」によれば、田一八貫三四二文・畑三貫二九二文で、蔵入は一貫四六五文、給所は二〇貫一六九文、人頭二一人(うち沽却禿二)、家数三五(うち名子三・借屋一三)、男九〇・女五三、馬七とあり、往還渡舟一があった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android