龍洞院(読み)りゆうとういん

日本歴史地名大系 「龍洞院」の解説

龍洞院
りゆうとういん

[現在地名]下市町大字阿知賀小字岨

阿知賀あちがそわ集落のほぼ中央、河南かなん街道の南上の丘陵上にある。知久山長福ちようふく寺と号し、浄土宗。本尊阿弥陀如来。寺伝によると、開山蓮求が当地に留錫修行中、今は廃井となっている洞中の一竜を教化したことから庶民の信仰を集め、建長二年(一二五〇)竜洞院垣内に一宇創建、龍洞院と称した。付近に三末寺があった。建武の兵火で焼失。その後応永年中(一三九四―一四二八)現在地に堂宇を建立した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android