江戸孫四郎(読み)えど・まごしろう

朝日日本歴史人物事典 「江戸孫四郎」の解説

江戸孫四郎

生年生没年不詳
江戸前期の説経節太夫。別称天満孫四郎。天満八太夫門下。延宝8(1680)年から元禄3(1690)年ごろ,江戸堺町に説経節の操り芝居興行。『役者絵づくし』に「ここにのみ三人遣ひの人形(ひとつの人形を3人がかりで遣う)あり」とあって,大坂の操り芝居で始まった三人遣いより40年ほど早い。

(竹内道敬)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「江戸孫四郎」の解説

江戸孫四郎 えど-まごしろう

?-? 江戸時代前期の説経節太夫。
天満(てんま)八太夫の門人。延宝8-元禄(げんろく)3年(1680-90)ごろ,江戸堺町で説経節の操り芝居を興行。孫四郎座ではすでに人形の三人遣いをしている様が「役者絵尽し」にみえる。別名に天満孫四郎。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android