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役者絵 ヤクシャエ

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デジタル大辞泉の解説

やくしゃ‐え〔‐ヱ〕【役者絵】

歌舞伎役者の舞台姿や似顔などを描いた浮世絵

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百科事典マイペディアの解説

役者絵【やくしゃえ】

歌舞伎役者の舞台姿などを描いた浮世絵版画。歌舞伎は遊里とともに浮世絵を生む母体となったことからほとんどの画家が役者絵を残しているが,なかでも鳥居派鳥居清信鳥居清倍鳥居清長勝川春章歌川豊国東洲斎写楽などは,それぞれに個性的様式を確立した代表的な役者絵画家といえる。
→関連項目一筆斎文調歌川国貞奥村政信勝川春英葛飾北斎鈴木春信富岳三十六景

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世界大百科事典 第2版の解説

やくしゃえ【役者絵】

歌舞伎役者の舞台上の舞踊や演技の姿,あるいは日常の生活風俗を主題とした絵画の総称。特定の人気のある役者をモデルとする場合が多く,現代のブロマイドと同様熱狂的なファンの要求にこたえて大量に制作,販売された。そのもっとも早期の例は,寛文期(1661‐73)を中心として流行した肉筆の一人立(ひとりだち)人物画像,いわゆる〈寛文美人〉の中に見いだされ,《右近源左衛門像》(東京国立博物館)などの作例が伝わる。

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大辞林 第三版の解説

やくしゃえ【役者絵】

浮世絵の主題の一。多くは歌舞伎俳優の舞台姿や日常の姿を描き、全身像・大首絵・大顔絵などがある。

出典|三省堂
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

役者絵
やくしゃえ

芝居絵」のページをご覧ください。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

役者絵
やくしゃえ

歌舞伎(かぶき)役者を描いた風俗画の総称で、舞台姿を主に、楽屋や街頭、家庭内などにおける日常の姿も扱われた。また、役者が没したときに売り出された死絵(しにえ)(肖像に没年月日、享年、辞世などを添える)も見逃せない。特定の役者をモデルとした例は、すでに寛文(かんぶん)年間(1661~73)のころの肉筆画、いわゆる寛文美人画のなかに認められるが、浮世絵版画が定着する元禄(げんろく)年間(1688~1704)以降、美人画と並ぶ重要な分野として独立、発展をみる。役者絵専門の流派としては鳥居派(とりいは)がおこり、「瓢箪足(ひょうたんあし)・蚯蚓描(みみずがき)」という独特の様式を踏襲して、歌舞伎の絵看板などに現代まで続いている。18世紀後半から写生的な描写が試みられ、勝川春章(かつかわしゅんしょう)、歌川豊国(うたがわとよくに)、東洲斎写楽(とうしゅうさいしゃらく)、歌川国貞(うたがわくにさだ)らが個性的な作風を競った。上方(かみがた)にも江戸の浮世絵風が波及し、幕末に流光斎如圭(りゅうこうさいじょけい)らが活躍した。[小林 忠]

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世界大百科事典内の役者絵の言及

【浮世絵】より


【主題】
 室町末期から桃山時代の風俗画は,貴賤僧俗のあらゆる階層にわたって,その時様風俗を活写しようとするものであったが,江戸時代に入ると間もなく,悪所における享楽的な事象に作画の対象が限定されるようになる。そうした傾向を引きついだ浮世絵は,当初から遊里風俗図と美人画,歌舞伎図と役者絵を,2本の柱として展開していった。美人画は,当初は大夫など高位の遊女の画像にほぼ限られていたが,やがて岡場所の遊女や芸者,あるいは水茶屋の女,評判の町娘などまで扱うようになった。…

【芝居絵】より

…芝居町の風俗や劇場内外の景観を大観的にとらえるものから,人気役者の舞台上の舞踊や演技の態あるいは日常生活の場における姿を写すものなど,包含される題材は広範囲に及ぶ。別に〈歌舞伎絵〉の語も用いられ,一部は〈役者絵〉とも重なる。芝居絵の発生は,慶長年間(1596‐1615)の京都におけるお国歌舞伎の流行と同時に始まる。…

【鳥居派】より

…浮世絵の一流派。元禄年間(1688‐1704)から現代に至るまで約300年間,歌舞伎界と密接な関係を保ち,芝居絵,役者絵を専業として家系をつないだ。劇場の絵看板(看板絵)や番付絵,役者姿絵の版画などは,いずれも演目と配役が決まりしだい上演に先立って作画にかかる必要があり,芝居にくわしく歌舞伎界のしきたりに通じていなくては難しい領域であった。…

※「役者絵」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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