三人遣い(読み)サンニンヅカイ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「三人遣い」の意味・わかりやすい解説

三人遣い
さんにんづかい

3人の人形遣いが1つの人形を遣う日本特有の人形操法。江戸の結城孫四郎座にも三人遣いの先駆的な例があるが,今日の方式は,享保 19 (1734) 年,竹本座人形浄瑠璃芦屋道満大内鑑 (あしやどうまんおおうちかがみ) 』が初演されたとき,与勘平の人形に初めて用いられた。主 (おも) 遣いが人形の胴,頭,右手を,左遣いが左手を,足遣いが両足を遣って,自然で複雑な動きを見せる。三人遣いの考案により,人形浄瑠璃は一時歌舞伎をしのぐほどの隆盛をみた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

顔や四肢に特有の紅斑がみられる疾患で,伝染性紅斑の俗称。パルボウイルスの感染によって年長幼児,低学年児童に好発し,乳児や成人には少ない。1〜2週間の潜伏期ののち突然発疹が出る。発疹は両ほおに対称的に生...

リンゴ病の用語解説を読む