江戸腹(読み)えどばら

精選版 日本国語大辞典 「江戸腹」の意味・読み・例文・類語

えど‐ばら【江戸腹】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 江戸の人の食べ具合。田舎者に比べて小食なのをいう。
    1. [初出の実例]「おらァ国から来たとふざは、おっつけたを七八はい、此頃は、江戸ばらになって、すっきりくゑない」(出典:洒落本・一事千金(1778)一)
  3. 人形浄瑠璃人形の型の一つ。もろはだぬぎになっている者が、腕の働きを自由にするために、脱ぎかけた衣服両脇の所で整えるさまを演じるのに、左脇を整える時には左手を握って突き上げ、右脇を整える時には右手を握って突き上げ、動作を一段と豪快に見せる技法

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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