江戸街道(読み)えどかいどう

日本歴史地名大系 「江戸街道」の解説

江戸街道
えどかいどう

鶴ヶ岡城下と江戸を結ぶ、庄内藩参勤交代の主街道。元和八年(一六二二)の酒井氏入部後整備されたとみられ、正保元年(一六四四)以後参勤交代に利用された。城下北東の御持筒おもちつつ町・きつね町・松原まつばらを通るか、中道なかみちを通ってあか川を渡り、押口おさえぐち(現東田川郡羽黒町)大半田だいはんだ村・幕野内まくのうち村・渡前わたまえ村・上藤島かみふじしま村・藤島村(現同郡藤島町)京田きようでん川を渡り千本杉せんぼんすぎ村・狩川かりかわ村・東興野ひがしこうや(現同郡立川町)を経て清川きよかわ(現同上)に至る。清川口からはおもに最上川舟運により江戸へ向かう。清川街道・狩川街道ともよばれた。鶴ヶ岡より清川口までは五里一二町、清川口より藩境まで一二町(庄内要覧)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

世界大百科事典(旧版)内の江戸街道の言及

【街道】より

… 諸街道には関所や番所が設けられ,通行人や物資の出入りを改めたが,全国的な交通網は近世になって整備された。なお街道名は行先で名づけるので,江戸に向かうのはすべて江戸街道となり,伏見に向かえば伏見街道だが,伏見からは京街道ということになった(図)。【児玉 幸多】
〔おもな脇街道〕

【東北地方】
奥州街道。…

※「江戸街道」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む