狩川(読み)かりかわ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「狩川」の意味・わかりやすい解説

狩川
かりかわ

山形県北西部、東田川郡庄内町(しょうないまち)の中心地。旧狩川町。古くから庄内と内陸を結ぶ交通要地。近世初頭に北楯大堰(きただておおぜき)を開削した北楯大学利長(としなが)の墓(県史跡)がある。また、旧立川町庁舎の建物を利用した歴史民俗資料館がある。JR陸羽(りくう)西線狩川駅があり、国道47号と345号が交差する。

[編集部]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「狩川」の意味・わかりやすい解説

狩川
かりかわ

山形県北西部,庄内町南部旧立川町の中心集落。「かりがわ」ともいう。出羽山地から庄内平野に移る最上川左岸にある。かつて最上川から上ってきた羽黒山登山者の基地。 1914年陸羽西線が開通してからは庄内米の東部集散地となった。狩川城址は公園となっている。

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世界大百科事典(旧版)内の狩川の言及

【酒匂川】より

…幹川流路延長46km,全流域面積582km2。足柄平野の北端では丹沢山地から流出する川音(かわと)川を合わせ,平野の南端部では箱根外輪山から流出する狩川を合わせる。上流部は急傾斜で,多量の土砂を流出し,下流部の足柄平野では古来洪水に見まわれることが多かった。…

【立川[町]】より

…最上川が庄内平野に出る地点に位置し,南端の月山より北流して最上川に注ぐ立谷沢(たちやざわ)川の流域を占める。中心集落の狩川は,西境の羽黒山登山の基地で,陸羽西線,国道47号線が走る。北西部の庄内平野地区は米作を主とする農村地帯であるが,南部の山間地は豪雪地帯で人口流出が続き,出稼ぎ者も多い。…

※「狩川」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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