日本歴史地名大系 「江無田村」の解説 江無田村えむたむら 大分県:臼杵市江無田村[現在地名]臼杵市江無田 江無田・弥生(やよい)田篠(たしの)村の北、末広(すえひろ)川の下流右岸に位置する。同川に沿って臼杵・府内城路が通る。慶長一一年(一六〇六)の惣御高頭御帳に村名がみえ高一四八石余、稲葉通孝領であった。市江無田村組に属し、同帳には五郎兵衛・与右衛門・七郎右衛門が村役人として記されているが、同組の惣庄屋として記された五郎兵衛は抹消されていることから、五郎兵衛は初め惣庄屋を勤めたものであろうか。正保二年(一六四五)の稲葉能登守知行高付帳では高一一九石余(田方九六石余・畑方二三石余)、うち本高一〇九石余・出来高九石余。正保郷帳では臼杵庄に属し、高五八四石余(田方二九一石余・畑方二九三石余)とあるが、これは田篠村・戸室(とむろ)村の高を合せたものと考えられる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by