江黒新田(読み)えぐろしんでん

日本歴史地名大系 「江黒新田」の解説

江黒新田
えぐろしんでん

[現在地名]宇都宮市若草わかくさ一―四丁目・東宝木町ひがしたからぎちよう宝木町たからぎちよう

西は中丸なかまる新田、東は上戸祭かみとまつり村と接する平坦地で、新里につさと村への道が西部を南北に貫通する。寛文一〇年(一六七〇)宇都宮城下西原にしはら八三〇町を開墾して成立した新田村の一つで、宇都宮藩領。延宝三年(一六七五)の毛付地書上帳(山川渉文書)によれば庄屋五左衛門。元禄一〇年(一六九七)差出帳(五月女久五文書)では畑方取米一両に三石替、金一分に銭一貫文替、井口川除人足勤高一〇石、百姓四軒、庄屋金兵衛、新田につき代官御用状・触状用務だけ勤め、ほかの諸役なし。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android