日本歴史地名大系 「池ノ島村」の解説 池ノ島村いけのしまむら 大阪府:東大阪市旧枚岡市地区池ノ島村[現在地名]東大阪市池島(いけしま)町一―八丁目・新池島(しんいけしま)町一―四丁目六万寺(ろくまんじ)村・横小路(よこしようじ)村などの西、生駒山地西麓の扇状地と恩智(おんぢ)川の間にある。やや東が高くなった平坦地で低湿地が多く、池ノ島の名の由来となり野鳥も多かったが、最近は埋立が進んでいる。集落を中心に東西約一キロ、南北約二・五キロの範囲に条里制遺構があり、矢(や)三から六、河(かわ)一から三十六などの小字名が残る。古い畦から天聖元宝(北宋銭、鎌倉初期)が出土した。正平一四年(一三五九)三月日付の極楽寺鐘銘に「河内国河内郡玉櫛庄池島極楽寺鐘」とみえる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by