池尻別符(読み)いけじりべつぷ

日本歴史地名大系 「池尻別符」の解説

池尻別符
いけじりべつぷ

現池尻に比定される宇佐宮弥勒寺喜多きた院領。建久八年(一一九七)の豊前国図田帳写(到津文書/鎌倉遺文二)に「池房得尻也恒七十丁」、鎌倉時代初期とみられる弥勒寺喜多院所領注進状(石清水文書/大日本古文書四―二)に「池尻別符卅五丁」とみえる。永仁五年(一二九七)六月日の善法寺尚清処分帳(同文書/鎌倉遺文二五)によれば、池尻などが山城善法ぜんぽう(現京都府八幡市)尚清より宮一若(入江通清)へ譲られている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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