功山寺(読み)こうざんじ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

功山寺
こうざんじ

山口県下関市にある曹洞宗仏寺。虚庵玄寂を開山とする。もと長福寺といい,禅宗諸山の一つ。仏殿元応2 (1320) 年の建立。円覚寺舎利殿,正福寺仏殿などとともに中級仏殿の典型で,禅宗様を示し,国宝

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百科事典マイペディアの解説

功山寺【こうざんじ】

山口県下関(しものせき)市にある曹洞宗の寺。本尊釈迦如来。1327年臨済僧虚菴玄寂(こあんげんじゃく)が開創。1557年戦乱の中大内義長(よしなが)が当寺で自刃,荒廃したが,1602年長府(ちょうふ)藩初代毛利秀元(ひでもと)が再興,曹洞宗に改宗。毛利氏歴代の墓がある。内陣柱に元応(げんおう)2年(1320年)の墨書銘がある仏殿は国宝。

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防府市歴史用語集の解説

功山寺

下関市にある曹洞宗の寺院。幕末には三条実美[さんじょうさねとみ]をはじめとする5人の攘夷派の公卿が滞在しました。高杉晋作[たかすぎしんさく]は、保守派を倒す兵を挙げる前に、私的な理由によるものでないことを示すため功山寺に彼らを訪ね、あいさつをしています。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

功山寺
こうざんじ

山口県下関(しものせき)市長府(ちょうふ)町川端にある曹洞(そうとう)宗系の単立寺院。山号は金山(きんざん)。1327年(嘉暦2)虚庵玄寂(きあんげんじゃく)が開創し、初めは金山長福寺といい、臨済(りんざい)宗に属した。足利(あしかが)氏、大内氏の外護(げご)で寺運は盛んであったが、大内氏が滅亡してから荒廃、1602年(慶長7)長府藩主毛利秀元(もうりひでもと)が復興して寺号を笑山寺と改め、曹洞宗に転じた。さらに毛利家菩提(ぼだい)寺となるにあたって、秀元の法号「智門寺殿功山玄誉大居士」にちなんで功山寺とした。仏殿は唐様(からよう)仏殿建築の典型的遺構で、国宝に指定されている。境内には大内義長(よしなが)や毛利氏累代の墓、高杉晋作(しんさく)の銅像などがある。[菅沼 晃]

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