池川神社(読み)いけがわじんじや

日本歴史地名大系 「池川神社」の解説

池川神社
いけがわじんじや

[現在地名]池川町池川 下土居

集落北側の山際に鎮座する。本殿のうち東殿に三所神社(祭神未詳)・神明宮(天照皇大神・豊受大神)・石土神社(伊予国石鎚神社と同神)、西殿に当社祭神大己貴神・高賀茂神社(一言主神)を祀る。旧郷社。古くは池川郷の総氏神とされ、伝えによれば平家の落人安部肥前守藤原宗春らが建久二年(一一九一)寄合よりあいの地に移住、同五年に神社を勧請したという。この安部氏が代々神職を勤める。明治初年八幡社ほか二社を合祀境内には山祇やまずみ神社がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android