池田山北遺跡(読み)いけだやまきたいせき

日本歴史地名大系 「池田山北遺跡」の解説

池田山北遺跡
いけだやまきたいせき

[現在地名]品川区東五反田五丁目

武蔵野台地南東部の高輪たかなわ台とよばれる標高二七―二八メートルの台地上にある。高輪台の南西を流れる目黒川の造り出した谷底部は縄文時代の海進期には海であった。昭和六三年(一九八八)からの三次にわたる調査により、遺跡は縄文前期を中心とする一六軒からなる集落跡であるとともに、弥生時代後期の住居跡一六軒と環濠をもつ集落跡と確認された。品川区ではこれほど大規模な集落跡が明らかになったのは初めてである。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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