池貝喜四郎(読み)イケガイ キシロウ

20世紀日本人名事典 「池貝喜四郎」の解説

池貝 喜四郎
イケガイ キシロウ

明治・大正期の機械技術者,実業家 池貝鉄工所副社長。



生年
明治10(1877)年5月15日

没年
昭和8(1933)年3月28日

出生地
千葉県平郡勝山村(現・鋸南町)

経歴
小学校卒業後、兄庄太郎の経営する池貝工場(のち池貝鉄工所・池貝)に入り、機械技術者となる。特に工作機械の生産技術においてすぐれた才能を発揮し、外国語の素養が無くとも、輸入機械の実物カタログからたちどころにその機構を見抜いたと言われる。明治38年池貝式標準旋盤を開発。その他にも縮写削成機や国産石油機関など多くの機械を発明して34件の特許を取得し、同社の技術の発展・開発に大きく寄与した。大正8年には海外を視察し、11年には副社長に就任

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「池貝喜四郎」の解説

池貝喜四郎 いけがい-きしろう

1877-1933 明治-昭和時代前期の技術者。
明治10年5月15日生まれ。小学校を卒業後,兄の池貝庄太郎が創立した池貝工場(のち池貝鉄工所,現池貝)の機械工となる。明治38年製作の池貝式標準旋盤をはじめ,34件の特許をえた。大正11年副社長。昭和8年3月28日死去。57歳。千葉県出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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