汪然(読み)オウゼン

デジタル大辞泉 「汪然」の意味・読み・例文・類語

おう‐ぜん〔ワウ‐〕【×汪然】

[ト・タル][文][形動タリ]涙が盛んに流れるさま。
「―として涙は時雄の鬚面を伝った」〈花袋蒲団

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精選版 日本国語大辞典 「汪然」の意味・読み・例文・類語

おう‐ぜんワウ‥【汪然】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙
  2. 深く広いさま。〔淮南子‐俶真訓〕
  3. 涙の盛んに流れるさま。
    1. [初出の実例]「浪子は汪然(ワウゼン)として泣けり」(出典:不如帰(1898‐99)〈徳富蘆花〉下)
    2. [その他の文献]〔柳宗元‐捕蛇者説〕

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